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生きづらいのはなぜ?原因と、毎日を少し軽くする7つのヒント

大きな不幸があったわけでもないのに、朝からずっと気が重い。 まわりは当たり前のように過ごしているのに、自分だけ足に重りをつけて歩いている気がする。 何がそんなにつらいのか、いざ言葉にしようとすると、うまく出てこない。

長いあいだ、そんな感覚を抱えていませんか。

生きづらさは、外からは見えません。 はっきりした出来事がないぶん、まわりの目には「順調そう」に見えることさえあります。

だからこそ分かってもらいにくく、自分でも「ただの甘えかもしれない」と片づけてしまいがちです。 けれど、理由をうまく言えないからといって、つらさがないわけではありません。

本記事では、生きづらさとはどういう状態なのかを整理したうえで、背景にある事情、あらわれやすい傾向、そして少し楽になるための工夫を順番にお伝えします。 「こんなことでしんどくなる自分は弱い」という思い込みは、いったん脇に置いて読んでみてください。

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生きづらいとは?どういう状態を指すのか

まず、言葉の意味から確認していきます。

はっきりした原因が見当たらないことも多い

生きづらさとは、日々の生活につきまとう、輪郭のぼやけた重さや居心地の悪さを指します。

大きな不幸なら、まわりも「それはつらいね」と受け止めてくれます。 生きづらさのほうは、日々の小さな消耗が少しずつ積み重なっていることが多く、記録にも残りません。

  • 人といると、どうしても気を張ってしまう
  • ささいなことを、いつまでも引きずってしまう
  • 自分だけ、その場になじめていない気がする
  • 頑張っているのに、満たされた感覚が来ない

ひとつずつは小さくても、重なれば確実に気力を削っていきます。 形に残らないぶん、「気のせいでは」で流されやすいのも特徴です。

つらさは、誰かと比べて決まるものではない

「自分よりもっと大変な人がいる」と考えて、自分の感覚をなかったことにしてしまう人は少なくありません。

ですが、つらさの大きさは他人との比較で決まるものではありません。 まわりがどうであっても、あなたが生きづらさを感じている。感じているという事実だけで、十分に受け止めていいものです。

言葉にできないことが、いちばんこたえる

生きづらさのしんどさは、正体がつかめないところにあります。

原因がはっきりしていれば、まだ手の打ちようもあります。 何がつらいのか分からないままだと、どこから手をつければいいのかも見えてきません。

だから、まずは「自分の場合、何が背景にあるのか」を少しずつ整理していくことが、最初の一歩になります。

生きづらさの原因はどこにあるのか

奥には、たいてい複数の要素が重なっています。 自分を責めるためではなく、仕組みを知るために読んでみてください。

まわりの刺激を、敏感に受け取りやすい

人の表情や声の調子、部屋に漂う雰囲気まで、細かく感じ取ってしまう。 そうした敏感さは、HSP(Highly Sensitive Person/刺激を人一倍受け取りやすい気質のこと)、いわゆる繊細さんという言葉で語られることがあります。

入ってくる情報量が多いぶん、人と会ったあとは疲れが残りやすくなります。 HSPは診断名ではなく、生まれ持った感じ方の傾向を指す言葉にすぎません。 一人の時間が必要だと感じるなら、繊細さんが一人になりたい理由とは?一人の時間がないと疲れるという人向けのケア方法も参考になります。

育ってきた過程で、否定や比較を重ねてきた

否定や他人との比較を、幼い頃から言葉で受け続けてきた人は、受けた言葉がやがて自分自身の内なる声に変わっていきます。

誰にも言われていないのに、頭のなかで自分に点数をつけてしまう。 そうした状態は、アダルトチルドレン(子ども時代の家庭環境が、大人になっても生きづらさとして残っている状態)と呼ばれることもあります。 家庭での関わりに思い当たるなら、アダルトチルドレン(AC)とは?カウンセリングの効果と相談先を解説も参考になります。

完璧主義の傾向がある

満点でなければ価値がない、という感覚があると、視線はいつも欠けている部分に向かいます。 達成しても満たされず、すぐ次の「足りないところ」を探してしまうため、ほっとできる瞬間がなかなか訪れません。

自分を支える土台が育ちにくかった

成果の有無にかかわらず自分には値打ちがある、という感覚が薄いと、価値のよりどころを外に探し続けることになります。 自分を責める気持ちが強いなら、自分が嫌い・自己肯定感が低い…。その原因と克服方法を解説も参考になります。

心と体が、単純に疲れている

見落とされやすいのですが、体の状態も大きく効いています。 眠りが足りない状態や慢性的な疲労が続くと、考えは放っておいても暗い方向へ流れます。

「もう生きづらい」と感じる気持ちの一部は、疲れが言わせているだけかもしれません。 まず前の晩に何時間眠ったかを思い出してみてください。

生きづらさを抱える人にあらわれやすい傾向

共通して見られる傾向を挙げます。 どれも欠点ではなく、しんどい状況をどうにか生き抜くために身につけてきたものです。

人の顔色をいつもうかがっている

相手の機嫌をすばやく読み取り、言われる前に動いてしまう。 役立つ場面もありますが、そのぶん気の休まる時間が減っていきます。

断ることが、とても苦手

断ったら嫌われる、見捨てられる。そんな感覚があって、自分の限界より相手の期待を優先してしまいます。

自分の気持ちが分からなくなっている

長く我慢を重ねていると、「本当はどうしたいのか」を感じ取る力がだんだん鈍っていきます。 何が好きで何が嫌なのかも、うまくつかめなくなってきます。

頭のなかで、同じ場面を再生してしまう

ひとつの出来事を、何度も頭のなかで巻き戻してしまう。 繰り返すほど、消耗は大きくなります。

助けを求められない

自分から人を頼れず、弱音を吐くのも苦手です。 「こんなことで相談していいのかな」と、自分で相談のハードルを上げてしまいがちです。

いつもどこか気を張っている

心から安心できる場所がなく、うっすら身構えたままになっている。 張りつめた感覚が、抜けない疲れとして体にたまっていきます。

少し楽に生きるための7つのヒント

全部を一度にやろうとしなくて大丈夫です。 負担の少ないものから、ひとつずつ試してみてください。

ヒント1|「借りものの声」と「自分の声」を分ける

自分を責める言葉が浮かんだら、それがもともと誰の口ぐせだったのかを思い返してみてください。

「親がよく言っていた言葉だ」と気づくだけで、言葉との間に少しすき間ができます。 ずっと自分の考えだと思っていたものが、実は借りものだった、と気づくことは珍しくありません。

ヒント2|事実と解釈を、分けて書き出す

紙やスマホのメモに、起きたことと自分の受け取り方を分けて書いてみてください。

  • 事実|メッセージの返信が、まだ来ていない
  • 解釈|嫌われた、避けられているのかもしれない

書き分けると、自分がいかに解釈を増やしていたかが見えてきます。 事実だけをながめると、苦しむ材料は思ったより少ないものです。

ヒント3|合格ラインを、思いきって下げる

完璧を求めるほど、達成できなかった項目ばかりが手元にたまっていきます。 「今日は目を覚まして、何か口にして、夜まで過ごせたら十分」くらいの基準を、自分で決めてしまってください。

ヒント4|比べる相手を「昨日の自分」に変える

「普通はこうする」の「普通」というものさしは、誰が決めたものでもありません。 他人と比べても終わりはありませんが、少し前の自分となら、変化をちゃんと確かめられます。

ヒント5|一人になれる時間を、予定に組み込む

刺激を受け取りやすいタイプにとって、ひとりの時間はすり減った心を戻すために欠かせません。 わがままではなく、消耗した分を取り戻す時間です。 スマホの通知を夜だけオフにして、30分でも一人になれる枠をカレンダーに入れておいてください。

ヒント6|安心できる場所を、ひとつ持つ

家でも仕事場でもない、気を抜いていられる第三の居場所を用意してください。 なじみのカフェ、静かな図書館、ひとりで没頭できる趣味の時間。 評価と無関係な居場所がひとつあるだけで、日々かかえる緊張の総量が変わってきます。

ヒント7|まず、体調を整える

疲労がたまった脳は、生きづらさを実際より大きく感じさせます。 気合いを入れる前に、睡眠と食事と休息という土台を先に確保してください。

変化の速さについて

長い時間をかけて積み重なった感覚は、同じくらいの時間をかけてゆっくり動きます。 1週間続けて変わらなくても、落ち込む必要はありません。 落ち込むこと自体が、他人の評価を気にする生きづらさの一部でもあります。

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一人で抱えるほど、ふくらんでいく理由

生きづらさは、一人で抱え込むほどふくれあがっていく性質を持ちます。

自分の頭のなかだけで巡らせていると、しんどさは輪郭を持たないまま居座り続けます。 誰かに話しながらほどいていくと、何が奥にあるのか、自分は何にいちばん参っているのかが、だんだん見えてきます。

「自分がおかしいのか」を確認できる

「この程度は当たり前」と信じ込んでいる線引きが、すでに限界をとうに越えていることがあります。 判定する側とされる側が同じ自分だと、公平な見立ては難しくなります。 外からの視点が入ると、自分の状態を一歩引いた場所から眺められます。

責められない場所だから、話せる

自分を長く責めてきた人にとって、責められずにいられる時間は、それ自体が得がたいものです。 咎められない時間を積み重ねるうちに、こわばっていた気持ちが少しずつゆるんでいきます。

心理職のなかでも公認心理師(日本で唯一の心理職の国家資格)は、法律にもとづく守秘義務が課されているため、外に漏れる心配なく話せます。 漠然とした不安が続いているなら、不安な時はカウンセリングがおすすめな理由とは?漠然とした不安を相談する方法も読んでみてください。

生きづらさを一人で抱えこまないために|オンラインカウンセリング「Kimochi」という居場所

「この生きづらさを、誰かにただ聞いてほしい」と感じたときに、自宅から使える場所としてKimochiというオンラインカウンセリングのサービスがあります。

オンラインカウンセリング「Kimochi」の特徴        

  •  国家資格を持つカウンセラーのみが在籍

Kimochiには、国家資格『公認心理師』を持つカウンセラーのみが在籍しています。資格や経験を持つ専門家が、気分の重さの背景にある気持ちを丁寧に整理する手伝いをします。

  • 完全オンラインで匿名・顔出しなしOK

自宅にいながらビデオ・チャットで相談できるため、人目を気にせず、安心して利用できます。

  • ライフスタイルに合わせて選べる3つのプラン

月1回30分の利用から、月4回60分でしっかり相談できるプランまで、自分のペースに合った形を選べます。初月割引もあるため、まずは試してみたいという方にもハードルが低くなっています。

  • 24時間予約可能・ビデオもチャットも対応

生きづらさのテーマに関して言えば、理由をうまく言えないまま話し出しても問題ありません。 言葉を探しながら、一緒に少しずつほどいていけます。

もし体調にはっきり影響が出ているときは、医療機関への相談を先に考えてください。

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体調に影響が出ているときの相談先

生きづらさの奥に、心身の不調が隠れていることもあります。 次のようなサインが続くときは、我慢を続けないでください。

  • 気分の落ち込みが2週間以上続いている
  • 夜眠れない、あるいは朝どうしても起きられない日が続く
  • 食欲が落ちている、または食べる量が止まらない
  • かつて楽しめていたことに、気持ちがまるで向かなくなった
  • 人と関わること自体が、つらくなってきた
  • ふとした拍子に、消えてしまいたいという考えが浮かぶ

弱さのしるしではなく、心と体が休みを求めているサインです。 心療内科や精神科などの医療機関で一度状況を診てもらうことが、回復への近道になります。

受診したからといって、その場で薬が始まると決まるわけでもありません。 まず状況を話すだけでも意味があります。

限界が近いときのサインについては、精神的ストレスが限界を超えるサインとは?症状やリスク、解消法までを解説で詳しく紹介しています。 休日に何もする気が起きないほど疲れているなら、ストレスでどこにも行きたくない…。疲れた休日の何もしたくない心理とケア方法もあわせて読んでみてください。

無料で使える公的な窓口

費用をかけずに話したいときは、公的な窓口も使えます。

  • こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556
  • 地域の保健所・保健センター
  • 働く人向けの情報をまとめた、厚生労働省の「こころの耳」(0120-565-455
  • いのちの電話、よりそいホットライン(0120-279-226

どこに相談するか迷う段階なら、ストレスの相談はどこにするべき?誰にも言えない悩みを抱えた時の適切な相談先が判断の助けになります。

よくある質問

Q1. 生きづらいとは、どういう状態ですか?

毎日の生活のなかでつきまとう、輪郭のぼやけた重さや居心地の悪さのことです。 はっきりした原因が見当たらないことも多く、日々の小さな消耗が積み重なっていることも少なくありません。 形に残らないぶん流されがちですが、そのつらさは確かにそこにあります。

Q2. 生きづらいと感じるのは、甘えですか?

甘えではありません。 つらさの大きさは、他人との比較で決まるものではありません。 まわりがどうであっても、あなたが生きづらさを感じている。感じている一点をもって、受け止めていいものです。

Q3. HSPやアダルトチルドレンと関係がありますか?

背景として、刺激を受け取りやすい気質(HSP)や、育ってきた環境の影響(アダルトチルドレン)が語られることがあります。 どちらも病気の名前ではなく、傾向をあらわす言葉です。 自分の状態に名前をつけて理解する、とっかかりとして使ってみてください。

Q4. どうすれば少し楽になれますか?

浮かんだ言葉が借りものか自分のものかを見分け、事実と解釈を分けて書き出し、合格ラインを下げる。 比べる相手を昨日の自分に変え、一人になれる時間をつくり、体調を立て直す。 すぐには変わりませんが、向きが前を向いていればそれで十分です。

Q5. 理由がうまく言えなくても、相談していいですか?

大丈夫です。 生きづらさは、正体がはっきりしないところにしんどさがあります。 話しながらほどいていくうちに、初めて「何がつらかったのか」が見えてくることも多いものです。

Q6. カウンセリングは生きづらさにも役立ちますか?

はい。 自分の状態を一人で公平に見きわめるのは難しいため、外からの視点が助けになります。 咎められない場所で話すこと自体に、こわばった気持ちをゆるめる働きがあります。

Q7. 無料で相談できる窓口はありますか?

こころの健康相談統一ダイヤルや、地域の保健センター、いのちの電話などが無料で相談を受け付けています。 費用を抑えて相談する方法は、お金がないときでもカウンセリングを受ける方法5選!無料相談・セルフケアも解説でも紹介しています。

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まとめ

生きづらさは、外からは見えません。 大きな出来事があるわけでもなく、はた目にはむしろ順調そうに見えることさえあります。

だから分かってもらいにくく、自分でも「甘えかもしれない」と片づけてしまいそうになります。 けれど、理由をうまく言えないことと、つらさがないことは別の話です。

背景には、刺激を受け取りやすい気質、育ってきた過程での否定や比較、完璧主義、自分を支える土台の細さ、そして単なる疲れが折り重なっています。 どれも、あなたに欠けたところがあるせいではありません。

借りものの声と自分の声を分け、事実と解釈を分け、合格ラインを下げる。 比べる相手を昨日の自分に変え、一人になれる時間を持ち、体調を整える。

すぐには変わりません。 長い時間をかけて積み上がった感覚は、同じくらいゆっくりとしか動かないからです。

そして、正体の分からない苦しさほど、一人で抱えると大きくふくらみます。 うまく言えなくても、話を聞いてくれる場所はあります。 踏み出す一歩を、一人だけで抱え込まないでください。

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