「新しい人とマッチしても心が動かない」「メッセージのやり取りも、実際に会うのも、なんだか億劫になってきた」「いい出会いがほしくて始めたのに、いつのまにか作業みたいになっている」
やめたい気持ちはあるのに、「やめたら出会いがなくなるかも」という焦りもあって、なかなかやめられずにいませんか。
マッチングアプリに疲れてしまうのは、あなたのやる気や魅力が足りないからではありません。アプリという仕組みには、真面目に取り組む人ほど消耗しやすい理由があります。
本記事では、マッチングアプリ疲れが起きやすい時期から、消耗する理由、自己肯定感が削られる仕組み、休む・やめるの判断軸、続けるなら負担を減らす工夫、そしてしんどさが抜けないときの相談先までを整理します。
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マッチングアプリに疲れたと感じるのはなぜ?起きやすい時期
マッチングアプリ疲れとは、アプリでの出会い探しに心身が消耗し、やり取りや対面が負担に感じられる状態のことです。多くの利用者が経験する、ごくありふれた現象です。
消費者庁が公表した調査資料では、マッチングアプリ利用者のうち、20代の63.6%、30代の58.3%、40代の51.9%が、利用中に何らかの「トラブルや困ったこと」があったと回答しています。(出典:消費者庁, 2021年)。真面目に恋活や婚活に取り組んでいるからこそ、マッチングアプリ疲れは起こります。
疲れが出やすいタイミング
マッチングアプリ疲れは、いくつかの決まったタイミングで強まりやすくなります。
- 始めてから数か月がたち、最初の新鮮さが薄れてきた頃。
- 何人か会ってみたものの、「また会いたい」と思える人に出会えず、成果が見えないと感じた頃。
- いい人がなかなか現れず、活動が停滞している頃。
こうした場面で、気持ちがすり減っていきます。
マッチングアプリで消耗する理由
なぜマッチングアプリはこれほど疲れるのでしょうか。消耗の背景には、アプリならではのいくつかの仕組みがあります。仕組みそのものに原因があると分かれば、「自分にやる気がないからだ」といったネガティブな気持ちも少し軽くなるかもしれません。
選択肢が多すぎて疲れる
アプリを開くと、大量のプロフィールが次々と表示されます。
選択肢が多いほど良い出会いに近づけそうに思えますが、多すぎる選択肢がかえって意思決定を難しくすることがあります。心理学では「選択肢過多(choice overload)」と呼ばれる現象が研究されており、選択肢が多すぎると、決断しにくくなったり、選んだ後の満足度が低くなったりする場合があることが報告されています。(出典:Iyengar & Lepper, 2000)「もっと良い人がいるかもしれない」という気持ちが常につきまとうため、目の前の相手にも集中しづらくなります。決めきれずに保留した相手が増えていくほど、頭のなかは整理されず、疲労がたまっていきます。豊富な選択肢は、便利さと同時に、決断疲れという負担も連れてくるのです。
常に比較し、比較される
マッチングアプリでは、条件やプロフィール写真で相手を比べ、自分も同じように比べられます。
限られた情報だけで人を選び、選ばれるやり取りが続くと、人と人との出会いが品定めのように感じられてくるでしょう。値踏みし合う感覚に、心が疲れていきます。本来なら時間をかけて知り合うはずの相手を、一瞬で判断し続けることへの違和感も、消耗の一因になります。
拒絶が積み重なる
マッチしない、メッセージが未読のまま返ってこない、会った後に音信不通になる。マッチングアプリを使っていると、小さな拒絶を何度も経験することも多いでしょう。
一つひとつは些細でも、積み重なると「自分は求められていない」という感覚につながりやすくなります。断られることに慣れて感覚が麻痺していくのも、消耗のサインです。
会うまでのやり取りに手間がかかる
マッチしてから実際に会うまでには、あいさつ、自己紹介、日程調整と、何度もやり取りが必要です。
時間をかけてやり取りしても、会えないまま立ち消えになったり、会ってみたら合わなかったりすることも多く、費やした労力が報われない徒労感がたまります。同時に何人ともやり取りしていると、その負担はさらに増えます。
成果が見えず、終わりが分からない
仕事や勉強と違い、婚活や恋活には明確なゴールやペース配分がありません。
いつ良い出会いがあるのか分からないまま活動を続けると、努力が実る見込みが見えず、走り続けることに疲れてしまいます。恋愛そのものに疲れてしんどいと感じているなら、恋愛に疲れたときの対処法もあわせて読んでみてください。
自己肯定感が削られる仕組み
マッチングアプリ疲れのなかでも、とくにつらいのが、自己肯定感(自分をありのままで受け止められる感覚)が少しずつ削られていくことではないでしょうか。
拒絶を「人格の否定」と受け取ってしまう
マッチしない、返信が来ないという出来事は、本来は相性やタイミングの問題です。
けれど、繰り返し経験すると、「自分に魅力がないからだ」と、自分の人格そのものを否定されたように感じてしまいます。相手はあなたのごく一部の情報しか見ていないのに、まるで存在ごと断られたように受け取ってしまうのです。断られる経験が積み重なると、頭では分かっていても心が追いつかなくなるものです。
本来、マッチしない理由の多くは、相手の好みや、その時々の状況、タイミングなど、あなたにはどうにもできない要素です。写真の一枚や短い自己紹介だけで判断された結果を、自分の全人格への評価だと思い込む必要はありません。「いいね」の数で自分を測ってしまう
マッチングアプリでは、もらえた「いいね」の数やマッチ率といった数字が、目に見える形であらわれます。
数字が少ないと、「自分の価値が低い」と感じてしまいがちです。人としての魅力は数値化できないはずなのに、数字を自分の評価だと思い込んでしまうと、心がすり減っていきます。自分を責める気持ちが強くなってきたら、自己肯定感が低くなる原因と克服方法や、自己否定をやめて自己肯定感を取り戻す方法も参考になるかもしれません。
マッチングアプリでうまくいかないことと、あなたの価値が下がることは、まったく別のものです。うまくいかない時期が続いても、あなたの魅力が失われたわけではありません。
休む・やめるの判断軸
疲れを感じたとき、「このまま続けるべきか、休むべきか、やめるべきか」で迷う人は多いものです。判断の軸を持っておくと、焦らずに選べます。
いったん休んだほうがよいサイン
次のような状態が続いているなら、いちど休むことを考えてみてください。
- アプリを開くのが、楽しみではなく義務やプレッシャーになっている
- マッチや返信に一喜一憂して、感情が振り回されている
- 誰を見ても心が動かず、「いい人がいない」と感じ続けている
- アプリのことを考えると、気分が重くなる
休むのは、逃げでも失敗でもありません。心が疲れきったままでは、良い出会いにも気づきにくくなります。1か月から3か月ほど休むと、気持ちがリセットされ、また前向きになれることが多いものです。アカウントを削除せず、プロフィールを非公開にして休会にすれば、再開もしやすくなります。
やめる、または別の方法を考える軸
一方で、次のように感じているなら、アプリという方法そのものを見直す時期かもしれません。
- 休んでもまた再開する気力がわいてこない
- アプリでの出会い方が、根本的に自分に合っていないと感じる
- 出会いを探すこと自体が、生活の負担になりすぎている
出会いの方法は、マッチングアプリだけではありません。趣味のつながりや、人からの紹介など、自分に合う形を探し直すことも前向きな選択です。婚活そのものへの焦りや不安が強いときは、結婚の悩みを軽くする方法も読んでみてください。
焦りだけで続けない
「やめたら一生出会えないかも」という焦りから、疲れているのに無理に続けてしまう人は少なくありません。
けれど、いまの活動を休むことと、これからの出会いをあきらめることは同じではありません。焦りで判断すると、消耗が深まるばかりです。まずは疲れている自分を認めて、休む許可を自分に出してあげてください。
周りが結婚や交際の報告をしていると、「自分だけ置いていかれる」と感じて焦りが強まることもあります。けれど、人にはそれぞれのペースがあり、急いで動いた恋愛がうまくいくとはかぎりません。むしろ、心が整ったときのほうが、落ち着いて相手を見極められるものです。
続けるなら、負担を減らす工夫
やめるほどではないけれど疲れている、という場合は、続け方を変えるだけでも負担をぐっと軽くすることができるでしょう。無理のないペースを見つけてみてください。
使うアプリと時間を絞る
複数のアプリを掛け持ちしていると、それだけ管理の手間と消耗が増えます。
使うアプリを一つか二つに絞り、開く時間帯も「夜の30分だけ」などと決めてみてください。だらだら開き続けるのをやめると、疲れが大きく減ります。
同時にやり取りする人数を減らす
たくさんの人と同時にやり取りすると、一人ひとりへの気持ちが薄れ、作業のように感じやすくなるでしょう。同時進行を一人ひとりと落ち着いて向き合える人数まで絞ってみましょう。数を絞るほど、一人あたりにかけられる気持ちの余裕が増え、負担を減らせるはずです。
期待値を下げて、会う前に消耗しない
会う前から相手に大きな期待をふくらませると、そのぶん落差でがっかりしやすくなります。
「合わなくても、話を聞ける経験ができれば十分」くらいの気持ちで臨むと、うまくいかなくても気持ちが沈みにくくなります。メッセージも完璧を目指さず、気軽に返すくらいがちょうどよいものです。
通知をオフにする
通知が来るたびにアプリを気にしていると、四六時中、婚活に追われている状態になります。
通知をオフにして、自分が見たいときだけ開くようにすると、生活の主導権を取り戻せます。
「もう疲れた」と感じたときに気持ちを整理する|オンラインカウンセリング「Kimochi」
アプリを休んでも、削られてしまった自己肯定感や、「自分は求められないのでは」という不安は、すぐには消えないことがあります。
疲れの奥にある気持ちを整理して、自分を立て直していきたいとき、頼りやすいのがオンラインで相談できるKimochiです。
Kimochiでは、国家資格を持ったカウンセラーが、あなたの気持ちの整理を丁寧に手伝います。うまくいかなかった経験を、あなたの価値の問題ではなく、相性やタイミングの問題として捉え直す手伝いをします。
「カウンセラー」は誰でも名乗れる肩書きですが、Kimochiで対応するのは、公認心理師(日本で唯一の心理職の国家資格)を持つカウンセラーです。国家資格として専門性と倫理が制度で担保されているため、安心して気持ちを打ち明けられます。あなたの話を評価したり急かしたりせず、傾聴(相手の話をさえぎらずに受け止めて聴くこと)の姿勢で寄り添います。
※18歳以上の方が対象です(18〜19歳は保護者の同意が必要です)。
オンラインカウンセリング「Kimochi」の特徴
- 国家資格を持つカウンセラーが対応
Kimochiに在籍するのは、公認心理師(日本で唯一の心理職の国家資格)を持つカウンセラーです。公認心理師には法的な守秘義務が課され、相談した内容が外部に漏れることは制度として防がれています。同期や職場に知られる心配なく話せます。
- 完全オンラインで匿名・顔出しなしOK
自宅にいながらビデオやチャットで相談できます。名前や顔を出さずに話せるため、人目を気にせず利用できます。
- ライフスタイルに合わせて選べる3つのプラン
月1回30分の利用から、月4回60分でじっくり話せるプランまで選べます。初月割引もあるため、まず試してみたいという方でも始めやすくなっています。
- 24時間予約可能・ビデオもチャットも対応
仕事の合間や休日でも予約でき、声を出して話すのがつらいときはチャットでの相談もできます。スマホ一つで始められます。
漠然とした不安を相談したいときは、不安なときにカウンセリングで気持ちを整理する方法や、恋愛相談はどこにする?相手別の選び方も読んでみてください。
気持ちを言葉にしたいと感じたら、安心して話せる場所を探してみることも一つの選択肢です。
マッチングアプリ疲れに関するよくある質問
マッチングアプリはどのくらい休むといいですか?
決まりはありませんが、1か月から3か月ほど休むと気持ちがリセットされ、また前向きに活動できるようになる人が多いようです。アカウントは削除せず、プロフィールを非公開にして休会にしておくと、再開もスムーズです。焦らず、心が回復するまで休んで大丈夫です。
疲れて休むのは、逃げでしょうか?
逃げではありません。疲れた心のまま活動を続けても、良い出会いに気づきにくくなります。休んで自分の生活を充実させることが、長い目で見れば出会いの質を高めます。休むことは、前向きな選択の一つです。
やめたら、もう出会えなくなりませんか?
そんなことはありません。出会いの方法はアプリだけではなく、趣味のつながりや人からの紹介など、さまざまです。いまの活動を休むこととこの先の出会いをあきらめることは、別のものです。自分に合う出会い方を探し直すのも一つの道です。
アプリで自信をなくしてしまいました。どうすれば戻せますか?
アプリでうまくいかないことと、あなたの価値は関係ありません。マッチや返信は相性やタイミングの問題で、人格の評価ではありません。まずはアプリから離れて、自分が満たされる時間を取り戻してください。それでも自信が戻らないときは、専門家と一緒に気持ちを整理する方法もあります。
疲れているのに、やめる決心がつきません。
「やめたら出会えないかも」という焦りが、決心を鈍らせているのかもしれません。やめると決めなくても、まずは「一時休止」と捉えて離れてみてください。休んでみて、再開したいと思うか、もう戻りたくないと感じるか。自分の心の反応が、答えを教えてくれます。
まとめ|マッチングアプリに疲れてしまったあなたへ
マッチングアプリで消耗する理由と、休む・やめるの判断軸を整理してきました。
マッチングアプリに疲れてしまうのは、あなたの魅力や努力が足りないからではありません。選択肢の多さ、絶え間ない比較、積み重なる拒絶といった、マッチングアプリの仕組みそのものが、真剣な人ほど消耗させるようにできています。
アプリを開くのが義務に感じる、心が動かない、気分が重くなる。そんなサインが出ているなら、休むことを自分に許してあげてください。休むのは逃げではなく、心を回復させるための前向きな一歩です。続けるなら、使うアプリと時間を絞り、期待値を下げて、無理のないペースを見つけてみてください。
一人で「疲れたけどやめられない」を抱え続けるのがつらいときは、気持ちを話せる場所を頼ってみてください。疲れに気づけたいまが、自分を大切にする出会い方を見つけ直す出発点になります。