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反抗期の子どもとの接し方は?時期別の特徴とやってはいけない対応

「話しかけても、返事は『別に』だけ」
「何を言っても反発されて、こちらまで感情的になってしまう」
「このままでいいのか、不安で仕方ない」
そんな毎日に、疲れきっていませんか。

反抗期の子どもと向き合うのは、想像以上に消耗する作業です。

正解がわからないまま、毎日その場の判断を迫られる。

しかも、相手は理屈が通じないこともある。

イライラして強く言い、そのあとで自己嫌悪になる。

その繰り返しに、心がすり減っていきます。

この記事では、こんなことをお伝えしていきます。

  • 反抗期とは何か、そしてその役割
  • 年齢ごとの特徴と、変化していく姿
  • 親がやりがちな、避けたい対応
  • してあげたい関わり方と、親自身のケア

まずは、「うまく対応できない自分が悪い」という思い込みを、脇に置くところから始めていきましょう。

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反抗期とは?その時期と役割

反抗期とは、成長の過程で、他人の指示に対して拒否や抵抗を示すことが多くなる時期のことです。

一般的には、2回あるとされています。

第一次反抗期は早いと1歳を過ぎたあたりから2、3歳の時期にかけてあらわれることが多く、一方、第二次反抗期は思春期にあらわれます。

第一次反抗期は、日本では「イヤイヤ期」や「魔の2歳児」などと呼ばれています。子どもによって反抗の程度や開始時期に差はありますが、基本的に、ほぼすべての子どもに見られる現象です。

反抗ではなく、成長の作業です

反抗期という言い方は大人の側からの言い方であって、子どもの側に立った言い方をすれば「自我伸長期」だと表現されることがあります。

つまり、親に逆らうことが目的ではありません。

自分の考えを持ち、自分で決められるようになるための作業をしている最中なのです。

  • 第一次反抗期:「自分でやりたい」という自我の芽生え
  • 第二次反抗期:「自分とは何者か」を探すアイデンティティの形成

思春期の反抗は、親から心理的に自立していくために必要な過程でもあります。

拒絶されているように見えても、あなたが嫌われたわけではありません。

反抗期がない子もいます

「うちの子には反抗期がない。何か問題があるのでは」

そう心配する方もいます。

けれど、程度や現れ方には大きな個人差があります。

普段から言いたいことを言えている家庭では、激しい反抗として表面化しないこともあります。

反抗期の有無だけで、健全さを判断することはできません。

親が疲れるのは、当然のことです

子どもが自立に向かう時期は、親にとってもっとも扱いにくい時期です。

これまで通用していた関わり方が、突然通じなくなります。

「どう接すればいいかわからない」

その戸惑いは、あなたの能力不足ではありません。

年齢別の特徴

同じ「反抗期」でも、年齢によって現れ方は変わります。

なお、時期には大きな個人差があります。

目安として読んでみてください。

幼児期(2〜4歳頃)|第一次反抗期

「イヤ」「自分で」が増える時期です。

「自分でやってみたい」という自我の芽生えと、「自分一人でできない」という葛藤から起こるものです。

言葉で伝えきれない主張が、癇癪として現れます。

この時期は、気持ちを言葉にして返してあげることが助けになります。

小学校中〜高学年(9〜12歳頃)

いわゆる「中間反抗期」と呼ばれる時期があります。

  • 口答えが増える
  • 友達との関係を優先しはじめる
  • 親の言うことに理屈で反論してくる
  • 秘密を持つようになる

まだ甘えたい気持ちも残っており、態度が日によって揺れるのが特徴です。

中学生(12〜15歳頃)|第二次反抗期の中心

もっとも激しく現れることが多い時期です。

  • 話しかけても、返事が短い、または無視される
  • 部屋に閉じこもり、干渉を強く嫌がる
  • 態度が急に荒くなる、乱暴な言葉を使う
  • 親の価値観を、真っ向から否定してくる
  • 友人関係が、生活の中心になる

体の変化も重なり、本人も自分の感情を持て余しています。

「わざと傷つけようとしている」わけではないことが多いのです。

高校生(15〜18歳頃)

反抗の形が、少しずつ変わっていきます。

  • 直接的な反発より、無関心や距離を取る形になる
  • 進路や将来について、自分で考えはじめる
  • 対等に話せる場面が、増えてくる
  • 経済的な依存と、精神的な自立の間で揺れる

この時期は、指示より相談の形にしたほうが届きやすくなります。

親がやりがちな、避けたい対応

よかれと思ってやっていることが、逆効果になっていることがあります。

責めるためではなく、知っておくために読んでみてください。

1. 力や権威で、抑え込もうとする

「親の言うことを聞きなさい」

その場は収まっても、根本は解決しません。

そして、力で抑えられた経験は、対話を諦める学習につながります。

2. 人格を、否定する言葉を使う

「だらしない」「あなたはいつもそう」

行動への注意が、存在への評価にすり替わっています。

こうした言葉は長く残り、自己評価を下げていきます。

3. 他の子と、比較する

「お姉ちゃんはできていたのに」

「友達の○○くんは頑張っているらしいよ」

比較は、やる気ではなく反発と自己否定を生みます。

4. 感情的に、言い返してしまう

売り言葉に買い言葉になると、話し合いは成立しません。

こちらも人間なので、腹が立つのは自然なことです。

だからこそ、その場を離れる選択肢を持っておくことが役立ちます。

5. 無視する・冷たく突き放す

「もう知らない」

罰として関わりを断つと、子どもは「見捨てられた」と受け取ります。

意見は否定しても、関係そのものは切らないことが大切です。

6. スマホや日記を、勝手に見る

心配からの行動でも、信頼を大きく損ないます。

一度失った信頼は、簡単には戻りません。

明らかな危険が疑われる場合を除いて、避けたほうが賢明です。

7. 何もかも、干渉しようとする

服装、友人、持ち物、部屋の様子。

すべてに口を出すと、子どもは守るべき領域を確保しようとして、さらに閉じていきます。

8. 親自身が、限界まで我慢する

我慢の末に爆発すると、これまでの積み重ねが一度で崩れます。

自分のコンディションを保つことも、対応の一部です。

してあげたい、関わり方

完璧を目指す必要はありません。

できそうなものから、ひとつずつ試してみてください。

1. 意見は否定しても、存在は否定しない

「その考えには賛成できない」と「あなたはダメだ」は、まったく違います。

前者は伝えていいことです。

行動と人格を分けて話すことが、いちばんの基本になります。

2. 「命令」を「相談」に変える

「早く勉強しなさい」より、「いつやるか決めておく?」

自分で決めた形にすると、反発は大きく減ります。

この時期の子どもが求めているのは、自分で決める感覚だからです。

3. 返事が「別に」でも、話しかけ続ける

反応が薄くても、届いていないわけではありません。

内容のある会話でなくて構いません。

「おはよう」「いってらっしゃい」

その積み重ねが、必要なときに話せる土台になります。

4. 話し始めたら、遮らずに最後まで聞く

せっかく話し始めたときに、途中でアドバイスを挟むと、次から話さなくなります。

まずは聞ききる。

意見を言うのは、そのあとで十分です。

5. 譲れない線だけ、はっきり決めておく

すべてに対応しようとすると、消耗して続きません。

  • 命に関わること
  • 他人を傷つけること
  • 法に触れること

ここだけは譲らないと決めて、それ以外は少し緩めてみてください。

6. 感謝や労いを、言葉にする

叱る回数が増えると、肯定的な言葉は自然と減ります。

「ありがとう」「助かった」

意識して言葉にしないと、伝わる機会がなくなってしまいます。

7. 一時的に、その場を離れる

感情が高ぶったときは、距離を取るのが最善です。

「少し時間を置こう」ではなく、「ちょっと落ち着いてから話そう」と伝えて、別の部屋へ。

これは逃げではなく、関係を壊さないための技術です。

8. 「今だけ」ではないと、知っておく

反抗期は、いつまでも続くものではありません。

終わりがあると知っているだけで、日々の受け止め方は変わります。

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心配な様子が見られるときは

反抗期の範囲を超えていると感じることもあります。

次のような様子があるときは、一人で抱えないでください。

  • 学校に行けない状態が続いている
  • 昼夜逆転が続き、生活が成り立たない
  • 自分を傷つけるような様子が見られる
  • 家庭内で暴力がある
  • 極端に食べない、または食べ続ける
  • 表情が長く消え、何にも関心を示さない

こうした場合は、学校のスクールカウンセラー、担任、自治体の教育相談窓口、児童相談所などに相談できます。

児童相談所相談専用ダイヤル(0120-189-783)は、保護者からの相談にも対応しています。

医療的な対応が必要な場合は、児童精神科や小児科への相談も選択肢になります。

不登校について詳しく知りたい方は、【監修記事】不登校の原因と対処法とは?親が知っておくべき心構えと支援について解説も参考になります。

家庭内で暴力があるときは

我慢する話ではありません。

自分や他の家族の安全を確保することが最優先です。

児童相談所、自治体の窓口、警察の相談専用電話(#9110)に相談できます。

一人で判断しようとしなくて大丈夫です。

親自身が疲れたときの、ケアと相談先

子どもの対応ばかりに目が向きがちですが、親の状態も同じくらい重要です。

疲れきった状態では、冷静に対応できません

睡眠不足や過労が続くと、些細なことにも反応しやすくなります。

「怒りたくないのに、怒ってしまう」

その多くは、性格ではなく余力の問題です。

自分を回復させることが、そのまま対応の質につながります。

自分を責める時間を、減らす

怒鳴ってしまったあと、多くの親が長い自己嫌悪の時間に入ります。

けれど、その自己嫌悪はエネルギーを消費するだけで、次の対応を改善してはくれません。

「疲れていたから声が大きくなった。次は先に部屋を出よう」

行動レベルの修正に置き換えてみてください。

子どもへの謝罪も、長い懺悔より「さっきは言いすぎた、ごめん」の一言で十分に伝わります。

家の外に、話せる場所を持つ

子どものことは、身近な人ほど話しにくいものです。

「うちの子が」と口にするだけで、評価されている気がしてしまう。

利害関係のない第三者に話せる場所があると、心がずいぶん保ちやすくなります。

こんなサインが出ているときは、医療機関へ

  • 気分の落ち込みが2週間以上続いている
  • 眠れない、または朝起きられない日が続く
  • 食欲が落ちる、または過食が止まらない
  • 子どもの顔を見るのがつらい
  • 何をしても楽しく感じられない

これらは、あなたが親として未熟だからではなく、心が限界に近づいているサインです。

心療内科や精神科などの医療機関に相談してください。

心身の限界サインについては、精神的ストレスが限界を超えるサインとは?症状やリスク、解消法までを解説でも詳しく紹介しています。

育児の相談先全般については、育児の悩みはどこに相談する?子育て中の親が頼れる相談先と対処法!でも整理しています。

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話す場所があると、対応も変わってきます

「相談するほどのことではない気がする」

そう感じて、一人で抱えている方は少なくありません。

感情を吐き出せると、子どもに向かう分が減る

行き場のない苛立ちは、消えるのではなく、いちばん近い相手に向かいます。

別の場所で吐き出せていると、家庭に持ち込む量が減ります。

「これは反抗期の範囲か」を、一緒に考えられる

一人で判断しようとすると、心配しすぎるか、見過ごすかのどちらかに傾きがちです。

第三者の視点が入ると、状況を落ち着いて見られるようになります。

自分の反応の癖に、気づける

なぜ、あの一言にあれほど腹が立ったのか。

話しながら整理していくと、自分の育ってきた環境が影響していることに気づく場合もあります。

そこが見えると、同じ場面での反応が変わっていきます。

心の専門家のなかでも、公認心理師は、指定の大学・大学院で心の仕組みを体系的に学び、国家試験に合格した人だけが名乗れる心理職です。

あなたを責めたり急かしたりせず、必要なときは医療などの支援にもつなぐ視点を持っています。

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オンラインで「人」に相談できる「Kimochi」という選択肢

「子どものことで、誰かに話を聞いてほしい」

そんなときに使いやすいのが、オンラインカウンセリングのKimochiです。

Kimochiは医療機関ではないため、診断や治療は行いません。

お子さんの状態に心配な様子があるときは、学校や専門機関への相談を優先してください。

そのうえで、親御さん自身が気持ちを整理する場所として、次のような特徴があります。

  • 国家資格を持つカウンセラーのみが在籍:公認心理師など、専門的な訓練を受けた心理職が対応します
  • 一人でも始められる:家族の同意がなくても、あなた一人で利用できます
  • 匿名・顔出しなしで相談できる:学校や地域の知り合いに知られる心配なく話せます
  • ビデオとチャットの両方に対応:家族が近くにいる時間でも、文字だけで相談できます
  • 24時間・完全オンライン:子どもが寝たあとの時間にも利用できます

同じ話を何度繰り返しても、そのたびに丁寧に受け止めてもらえます。

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子育てや心のケアについて、もう少し深めたい方はこちらもどうぞ。

よくある質問(FAQ)

Q1. 反抗期とは、どういう時期ですか?

成長の過程で、他人の指示に対して拒否や抵抗を示すことが多くなる時期です。

一般的に2回あるとされ、第一次反抗期は1歳過ぎから2、3歳頃、第二次反抗期は思春期にあらわれます。

親に逆らうことが目的ではなく、自分の考えを持ち、自分で決められるようになるための作業をしている最中です。

Q2. 反抗期がないのですが、問題でしょうか?

程度や現れ方には、大きな個人差があります。

普段から言いたいことを言えている家庭では、激しい反抗として表面化しないこともあります。

反抗期の有無だけで、健全さを判断することはできません。

Q3. 親がやってはいけない対応は何ですか?

力で抑え込む、人格を否定する、他の子と比較する、感情的に言い返す、無視して突き放す、スマホや日記を勝手に見る、何もかも干渉する。

これらは反発を強めたり、信頼を損なったりしやすい対応です。

そして、親自身が限界まで我慢することも避けたいところです。

Q4. 話しかけても「別に」しか返ってきません。

反応が薄くても、届いていないわけではありません。

内容のある会話でなくて構いません。

「おはよう」「いってらっしゃい」といった声かけの積み重ねが、必要なときに話せる土台になります。

また、子どもが話し始めたときは、途中で遮らず最後まで聞くことが大切です。

Q5. 何でも口を出してしまいます。どこまで許すべきですか?

譲れない線だけを、はっきり決めておくのが現実的です。

命に関わること、他人を傷つけること、法に触れること。

ここだけは譲らないと決めて、それ以外は少し緩めてみてください。

すべてに対応しようとすると、消耗して続きません。

Q6. 親が疲れきってしまったときは、どうすればいいですか?

疲れた状態では、冷静な対応はできません。

まず自分を回復させることが、そのまま対応の質につながります。

また、行き場のない苛立ちは、いちばん近い相手に向かいます。

家の外に話せる場所を持っておくことで、家庭に持ち込む量が減ります。

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まとめ

反抗期は、親に逆らうための時期ではありません。

自分の考えを持ち、自分で決められるようになるための、成長の作業です。

拒絶されているように見えても、あなたが嫌われたわけではありません。

年齢によって現れ方は変わり、中学生の頃をピークに、高校生になると無関心や距離を取る形へと変化していきます。

避けたいのは、力で抑え込む、人格を否定する、他の子と比較する、感情的に言い返す、勝手にスマホを見る、何もかも干渉する、といった対応です。

そして、親自身が限界まで我慢することも避けてください。

意見は否定しても存在は否定しない。

命令を相談に変え、返事が薄くても話しかけ続ける。

譲れない線だけを決めて、それ以外は少し緩める。

感情が高ぶったら、その場を離れる。

ただし、不登校や自傷、家庭内の暴力など心配な様子があるときは、学校や専門機関を頼ってください。

そして、あなた自身が疲れきる前に、話せる場所を持っておいてください。

反抗期には、必ず終わりがあります。

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