「夏休みが始まると毎日へとへと」
「子供がストレスに感じる自分が嫌になる」
「自分の時間が全くない」
そう感じて夏休みの真っ最中、または始まる前から憂鬱になっているママも多いのではないでしょうか。
夏休みになると、朝から晩まで子供と一緒、三食の準備、宿題のサポート、外出の計画、暑さの中での移動。普段の倍近い負担が一気に押し寄せてきます。気づけば子供の声にイラッとしたり、「早く夏休みが終わってほしい」と思ったり。そんな自分に「母親なのに」「子供がかわいくないのかな」と罪悪感を抱える方も少なくありません。
実は、「夏休みに子供がストレス」と感じるのは、子供への愛情が足りないからでも、母親としての適性がないからでもありません。単純に、夏休みはママの負担が普段より圧倒的に増える時期だからです。負荷が増えれば疲れる、疲れれば余裕がなくなる、余裕がなくなれば些細なことでイラッとする。これは人間の自然な反応です。
この記事では、夏休みに子供がストレスに感じる理由、ママに出やすい疲れのサイン、負担を軽くする工夫、そして何より大切な「自分の時間とセルフケアの確保」について、公認心理師が活躍するKimochiの運営目線で解説します。
「夏休みに疲れているママ」を否定せず、少しでも楽に過ごせるように、一緒に整理していきましょう。
夏休みに「子供がストレス」と感じる自分を責めなくていい
まず、今のあなたの気持ちを受け止めるところから始めます。
「子供がストレス」=「子供がかわいくない」じゃない
「子供がストレス」と感じる自分に対して、「自分は子供を愛していないのかも」と不安になる方がいます。でも、ストレスを感じることと、子供を愛していないことは、全く別の話です。一日中一緒に過ごせば、どんなに愛していても疲れます。「ストレス=愛がない」という結びつけは、自分を苦しめるだけの誤解です。
疲れるのは当然・ママの負荷が単純に増える時期
夏休みは、ママの負荷が単純に増える時期です。学校や保育園に行っている時間は、ママに「自分の時間」「家事をする時間」「ホッとする時間」があります。それが夏休みになるとごっそりなくなり、24時間体制で子供と関わることになります。負荷が増えれば疲れる、当たり前のことです。
「いい母親じゃなきゃ」のプレッシャーを手放す
SNSでは「夏休みの素敵な思い出作り」「手作りごはん」「自由研究のアイデア」が溢れています。これらに引っ張られて、「いい母親じゃなきゃ」とプレッシャーを感じている方は多いです。でも、SNSは見栄えのいい瞬間だけを切り取ったもので、現実とは違います。「いい母親」を目指さず、「無理せず過ごせる母親」で十分です。
同じ気持ちのママは実はたくさんいる
「夏休みが嫌だ」「子供と二人きりがしんどい」と感じているママは、実はたくさんいます。ただ、口に出すと「子供がかわいくないの?」と思われそうで、本音を言えないだけです。表に出ていないだけで、同じ気持ちを抱えているママは、あなたの周りにもきっといます。
自分の感覚を否定しないでください
「子供がストレス」と感じる自分を、否定しないでください。それは、あなたの心と身体が「もう疲れている」「休みが必要」と教えてくれているサインです。サインに気づけることは、自分を大切にする第一歩です。自己肯定感に悩んでいる方は、自分が嫌い・自己肯定感が低い…。その原因と克服方法を解説も参考になります。
夏休みに子供がストレスに感じる主な理由
なぜ夏休みにストレスが増えるのか、その理由を整理しておきます。原因が明確になれば、対策も立てやすくなります。
理由1:朝から晩まで子供と一緒
夏休み最大の特徴は、朝から晩まで子供と一緒にいることです。学校や保育園に通っている時期は、ある程度の時間「子供から離れる」ことができました。それがなくなると、自分一人の時間がほぼゼロになります。どんなに愛していても、誰かと24時間一緒にいるのは消耗します。
理由2:三食の準備が増える
普段は給食や保育園の食事に任せられていた昼食の準備が、夏休みは毎日ママの仕事になります。朝・昼・夜の三食を毎日準備するのは、それだけでかなりの労働です。「何を作ろう」と考えるだけでも疲れますし、子供の好みに合わせるのも気を遣います。
理由3:子供の予定を考える負担
夏休みは「予定がない」状態が続くと、子供は退屈してぐずったり、テレビやゲーム漬けになったりします。だから、ママが予定を考えなければなりません。プール、図書館、公園、お出かけ、習い事。一日のスケジュールを組み立てるのは、想像以上に頭を使う作業です。
理由4:暑くて家にこもりがち
夏は外に出るだけで消耗するので、家にこもる時間が長くなります。子供は家でエネルギーを持て余し、ママはそのお相手を求められる。狭い空間で長時間一緒にいることが、お互いのイライラにつながります。
理由5:宿題・自由研究のサポート
学校から出る宿題、自由研究、読書感想文。子供の年齢によっては、ママのサポートなしには進まないものも多いです。「いつやるか」「どこまで進んだか」を管理する負担、教える負担、進まない時のイライラ。これらが夏休み中ずっと続きます。
理由6:仕事との両立がさらに難しい
働いているママにとって、夏休みは仕事との両立が特に難しい時期です。学童に預けるとしても、お弁当作りが必要だったり、朝の送迎が増えたりします。仕事中も「子供は大丈夫かな」と気がかりが頭から離れません。
理由7:自分の時間がほぼゼロになる
これらすべてが組み合わさって、ママの「自分の時間」がほぼゼロになります。普段なら子供が学校や保育園に行っている間に取れていた時間が消える。ホッと一息つくタイミングが見つからない。この「自分の時間がない」状態が、夏休みのストレスの本質です。ストレスが限界に近づいているサインを感じる方は、精神的ストレスが限界を超えるサインとは・症状やリスク、解消法までを解説も参考になります。
夏休み中のママに出やすい疲れのサイン
夏休み中の疲れは、いろんな形で現れます。「これって自分のことかも」と気づくサインを整理します。
サイン1:朝起きるのが辛い
朝起きるのが辛い、目覚ましが鳴っても布団から出られない。「またこの一日が始まるのか」と感じてしまう。これは心身が休息を求めているサインです。普段なら起きられる時間に起きられないなら、疲労が蓄積している可能性があります。
サイン2:子供の声にイラッとしやすい
普段なら笑って対応できる子供の声や行動に、イラッとしやすくなります。「ママ〜」と呼ばれただけで反応してしまう、ちょっとしたわがままに強く反応してしまう。これは自分が悪いのではなく、心の余裕がなくなっているサインです。
サイン3:何をするのも億劫
家事、子供の世話、外出。どれも億劫に感じる。「やらなきゃ」と思っているのに、身体が動かない。エネルギーが切れている時に出やすい状態です。
サイン4:食欲不振や過食
ストレスは食欲にも影響します。食欲がなくなって食事が雑になる、逆にストレスから過食してしまう。食事のリズムが乱れることで、さらに疲れやすくなる悪循環に陥ります。
サイン5:眠れない・寝ても疲れが取れない
夜になっても頭の中で「明日のごはん」「明日の予定」がぐるぐる回って眠れない。眠っても何度も目覚める。朝起きても疲れが取れていない。睡眠の質低下は、疲労回復を妨げます。眠れない夜に悩んでいる方は、考えすぎて眠れない夜に・頭の中がぐるぐるして寝つけない時の整え方も参考になります。
サイン6:涙が出やすくなる
ちょっとしたことで涙が出る、夜布団に入ると涙が止まらない。これは、抑え込んでいた感情が限界に達しているサインです。「自分は何にこんなに泣いているんだろう」と感じる時、それだけ疲れていることを認めてあげてください。
サイン7:「早く夏休みが終わってほしい」と感じる
「早く夏休みが終わってほしい」「9月になってほしい」と何度も思う。これは、夏休みのストレスが許容範囲を超えているサインです。子供を愛していないのではなく、自分の状態が限界に近いということです。
ママの負担・疲れを軽くする日々の工夫
ここからは、すぐにできる工夫を紹介します。完璧を目指さず、「これくらいでいい」と自分に許可を出すことから始めてください。
工夫1:三食を完璧に作ろうとしない
毎食手作りで栄養バランスばっちりに、と頑張りすぎないでください。冷凍食品、レトルト、市販のお惣菜、外食、デリバリー。使えるものは何でも使っていいんです。「ちゃんとした食事」より「自分が疲れない食事」を優先してください。
工夫2:家事のハードルを下げる
掃除は週に何回でも、洗濯は溜まったらまとめて、片付けは目に見える範囲だけ。家事のハードルを下げることで、自分の余裕が生まれます。「綺麗な家」より「ママが笑顔の家」の方が、子供にとっても良い環境です。
工夫3:子供の予定を全部詰め込まない
「夏休みを充実させなきゃ」とイベントを詰め込みすぎないでください。一日の予定がぎっしりだと、ママの体力が持ちません。「今日は家でゆっくり」「特に何もしない日」を意識的に作ってください。子供も、何もない日を退屈しながらも自分で楽しみ方を見つけていきます。
工夫4:子供と一緒にダラダラする日を作る
「ちゃんとした子育て」をしなきゃと頑張りすぎず、子供と一緒にダラダラする日を作ってください。テレビを見ながらゴロゴロ、お昼寝、簡単な工作。「特別な思い出」じゃなくても、子供にとっては「ママとゆっくり過ごした夏休み」として記憶に残ります。
工夫5:外部のサービス(学童・習い事・キッズパーク)を活用
学童、習い事、サマースクール、キッズパーク、屋内の遊び場。ママが一人ですべてを抱える必要はありません。外部のサービスを活用することで、子供にも刺激があり、ママにも休息が生まれます。
工夫6:夫や祖父母に頼る
「自分が見るのが当然」と思わず、夫や祖父母にも頼ってください。「数時間預かってほしい」「日曜は子供と外出してほしい」と具体的に頼んでみましょう。一人で抱え込むより、家族で分担する方が、長い夏休みを乗り切れます。
工夫7:「ちゃんとした夏休み」の幻想を手放す
「夏休みは思い出を作る大切な時期」「親子で素敵な経験を」というイメージは、SNSや雑誌が作り上げた幻想です。現実の夏休みは、もっとずっと地味で、ただ毎日が過ぎていくものです。「ちゃんとした夏休み」を目指さず、「無事に乗り切る夏休み」で十分です。
自分の時間を確保するための工夫
夏休みのストレスを軽くする上で、最も大切なのが「自分の時間」の確保です。一日数分でも、自分のための時間を作ることを意識してください。
工夫1:子供が寝てからの15分を「自分の時間」に
子供が寝た後、すぐに家事をしたり、明日の準備をしたりするのではなく、15分でいいので「自分のための時間」を作ってください。好きな飲み物を飲みながら本を読む、お気に入りの動画を見る、ぼーっとする。たった15分でも、心の余裕が違ってきます。
工夫2:子供が朝早く起きる前に少し早起き
子供が起きる前の30分早く起きて、自分一人の時間を作る方法もあります。コーヒーをゆっくり飲む、SNSを見る、ストレッチをする。子供がいない静かな朝の時間は、想像以上にリセット効果があります。ただし、睡眠時間を削ってまでやる必要はないので、無理のない範囲で。
工夫3:子供のお昼寝・テレビ時間を活用
子供が小さければお昼寝の時間、大きければテレビを集中して見ている時間。これらを「自分のための時間」として活用してください。家事を進めるのではなく、自分のための時間にすることで、エネルギーが回復します。
工夫4:習い事や預かりの時間を自分のために使う
子供を習い事や預かりに送り出した時間を、自分のために使ってください。家事をする時間にしがちですが、たまにはカフェに行く、ゆっくり買い物をする、何もしない時間にする、というように使ってOKです。「子供を預けている間=家事の時間」という固定観念を手放してください。
工夫5:「ながら」で自分時間を作る
完全に一人になれなくても、「ながら」で自分時間を作る工夫もできます。子供がテレビを見ている間に好きな飲み物を飲む、子供が遊んでいる横で好きな音楽を聴く、子供の隣で自分も本を読む。完全な一人時間でなくても、「自分のため」の意識があれば回復効果はあります。
工夫6:夫に頼んで数時間外出する
週に1回、月に1回でも、夫に子供を任せて数時間外出する時間を作ってください。カフェ、買い物、美容院、友人とのランチ。家から離れて自分だけの時間を過ごすことが、心の大きな回復になります。「数時間も子供と離れるのは申し訳ない」という気持ちは手放してください。
工夫7:「自分の時間を持つ罪悪感」を手放す
「子供をほったらかしにしている」「自分だけ楽している」という罪悪感を抱えるママは多いです。でも、自分の時間を持つことは、自分を大切にすることであり、結果的に子供にも良い影響を与えます。罪悪感を手放して、自分のための時間を堂々と確保してください。
セルフケアで心身を整える
自分の時間を確保したら、その時間で心身を整えるセルフケアを取り入れてみてください。短時間でもできることがたくさんあります。
ケア1:意識的に深呼吸する
イラッとした時、疲れを感じた時、深呼吸を数回繰り返してください。4秒で吸って、8秒で吐く。たった数十秒の深呼吸で、興奮していた身体が落ち着きます。「子供にイライラしそう」と感じた瞬間に、まず深呼吸を一つ入れる習慣をつけてください。
ケア2:温かいお風呂でリラックス
夏でもシャワーだけで済ませず、湯船にゆっくり浸かる時間を作ってください。子供と一緒のバタバタした入浴ではなく、自分一人でゆっくり浸かる時間です。湯船の中で深呼吸をすると、一日の緊張がほぐれていきます。
ケア3:好きな飲み物を一杯ゆっくり
お気に入りのコーヒー、紅茶、ハーブティー。子供を寝かしつけた後、自分のために一杯の飲み物をゆっくり楽しむ時間を作ってください。「自分のための一杯」を意識的に味わうだけで、心がほぐれます。
ケア4:好きな本・動画でリフレッシュ
子供と関係ない、自分のためだけの本や動画を楽しむ時間を確保してください。育児書ではなく小説、子供向け番組ではなく自分が見たいドラマや映画。「自分が楽しむため」のコンテンツが、心をリセットしてくれます。
ケア5:身体を動かす時間を持つ
軽い運動は、心身のリフレッシュに効果的です。子供と一緒に外で遊ぶのではなく、自分一人のための運動を確保してください。短いウォーキング、自宅でのストレッチ、ヨガ動画を見ながらの体操。10〜15分でも気分が変わります。
ケア6:夜の睡眠の質を意識する
夏休み中こそ、睡眠の質を意識してください。夜更かしを控える、寝室を快適に保つ、寝る前のスマホを控える。良い睡眠が、翌日のエネルギーを支えます。「子供が寝てからの自分時間」を確保しすぎて、結果的に睡眠時間が削られないように注意してください。
ケア7:「ご機嫌」を優先する選択
何をするかではなく、「自分のご機嫌」を優先する選択を意識してください。「これをしたらママの機嫌が良くなるかも」というものを、優先的に取り入れる。ママのご機嫌が良いことが、家族全体の雰囲気を良くします。話を聞いてもらいたいだけの時には、誰かに話を聞いてほしいだけでもカウンセリングは使える・ただ話や愚痴を聞いて欲しい時の活用法を紹介も参考になります。
一人で抱え込まずに頼っていい
「自分が頑張らなきゃ」と一人で抱え込まないでください。頼れる相手や仕組みは、思っているよりたくさんあります。
頼る相手1:夫・パートナー
最も身近な存在の夫・パートナーに、具体的にお願いしてください。「察してほしい」ではなく、「土曜の午前中は子供を任せたい」「夕食の準備を週に2回お願いしたい」と、具体的に伝えることが大切です。
頼る相手2:祖父母など家族
実家や義実家が近ければ、祖父母に頼るのも一つの選択肢です。「数時間預かってほしい」「夏休み中に1〜2泊預かってほしい」と頼んでみてください。気を遣う関係でも、子供を預けることでお互いにメリットがある場合もあります。
頼る相手3:ママ友
同じ立場のママ友と、子供を預け合うのも有効です。「うちの子をお願いするから、次は私が預かるね」という交換システムは、お互いに助かる仕組みです。一人で抱えるより、ママ同士で支え合う方が現実的です。
頼る相手4:自治体のサポート
自治体には、子育て支援センター、ファミリーサポート、一時保育など、様々なサポート制度があります。利用したことがなくても、調べてみると意外と使えるサービスが見つかります。
頼る相手5:学童・習い事・サマースクール
夏休み専用の学童、サマースクール、集中型の習い事など、夏休み中だけ利用できるサービスもあります。費用はかかりますが、子供にとっても楽しい経験になり、ママの負担も軽くなります。
頼る相手6:家事代行・宅配サービス
家事代行サービス、食材宅配、ミールキット、宅配クリーニング。お金で買える時間と労力は、買ってしまう選択肢もあります。「贅沢」「自分でやるべき」という固定観念を手放して、使えるサービスは使ってください。
頼る相手7:カウンセラー(自分のため)
子育てや家庭の悩みを、信頼できる第三者に話す場としてカウンセラーを頼るのも、選択肢の一つです。「ママ友には言えないこと」「夫には分からないこと」を話せる場所として活用できます。
「もう限界」と感じた時のサインと対処
セルフケアや工夫を試しても、心身の限界を超えているサインが出る場合があります。早めに気づいて対処することが大切です。
限界のサイン1:子供に強く当たってしまう
普段の自分なら決してしないような、強い言葉や態度を子供に向けてしまう。手が出そうになる。これは、自分の限界を超えているサインです。後で自己嫌悪に陥る前に、子供から物理的に距離を取る時間を作ってください。
限界のサイン2:涙が止まらない
理由もなく涙が出る、寝る前に涙が止まらない、子供の前で泣いてしまう。これは、抑え込んでいた感情が溢れているサインです。一人で抱えるのではなく、誰かに話すタイミングです。
限界のサイン3:自分が嫌になる
「私はダメな母親」「子供にとって私は良くない存在」と自分を強く責めるようになる。自分自身が嫌でたまらない。こうした自己否定が強く出ている時は、専門家の助けが必要かもしれません。
限界のサイン4:身体的不調が続く
頭痛、胃痛、めまい、不眠、強い疲労感などが2週間以上続く。これは身体が「もう休んで」と訴えているサインです。医療機関の受診も検討してください。
限界のサイン5:何も楽しめない
普段なら楽しめることが、何一つ楽しく感じない。子供の笑顔を見ても気持ちが動かない。こうした状態は、心が深く消耗しているサインです。「気のせい」と片付けず、深刻なサインとして受け止めてください。
一旦距離を取る時間を作る
限界のサインが出ている時は、子供から一旦距離を取る時間を作ってください。夫や祖父母に頼んで数時間離れる、一晩だけ一人で過ごす、可能なら数日休む。「子供から離れる」ことに罪悪感を持たないでください。離れることが、結果的に良い関係を取り戻す道になります。
誰かに話す・専門家を頼る
限界のサインを一人で抱え込まないでください。信頼できる家族、友人、専門家。誰でもいいので、話す相手を持ってください。「迷惑かも」と遠慮せず、頼ることが自分と家族を守ります。漠然とした不安に悩んでいる方は、不安な時はカウンセリングがおすすめな理由・漠然とした不安を相談する方法も参考になります。
自分の心を整理する場としてのカウンセリング
「自分のための時間を本気で確保したい」と感じた時、カウンセリングが選択肢の一つになります。
「自分のための時間」としてのカウンセリング
カウンセリングは、子育てや家庭の話を「自分のため」だけにできる、貴重な時間です。子供のことを考えながらではなく、自分自身のことを考えるための時間として、活用できます。週に1回、月に1回でも、こうした時間を持つことが、長い育児期間を乗り切る支えになります。
ママ友や家族には話せない本音を吐き出せる
「子供がストレスに感じる」「夏休みが嫌でたまらない」という本音は、ママ友にも家族にも言いにくいものです。守秘義務があるカウンセラーには、誰にも言えない本音を吐き出すことができます。本音を出せる場があるだけで、心が軽くなります。
「子供にイライラする自分」も否定されない
カウンセラーは、「子供にイライラするなんてダメ」と否定したりしません。「そんなふうに感じているんですね」と、ありのままを受け止めてくれます。否定されない安心感の中で、本当の気持ちを整理していけます。
自分自身を取り戻す時間になる
長く子育てをしていると、「自分が何を考えていたか」「自分が何を好きだったか」を見失うことがあります。カウンセリングは、ママとしての自分ではなく、一人の人としての自分を取り戻す時間にもなります。
育児・夫婦関係の根本も整理できる
子供との関わり方、夫との役割分担、家族との関係性。カウンセリングを通じて、こうした根本的なテーマも整理していけます。表面的な対処だけでなく、長期的な改善につながる気づきが得られます。
一人で抱え込まなくていい
何より大切なのは、一人で抱え込まなくていいということです。育児は長い旅路で、一人で完璧にやり遂げる必要はありません。専門家の支えを借りながら、自分のペースで進んでいいんです。カウンセリングを受けるか迷っている方は、カウンセリングを受けるべきか迷ったらどうする・カウンセリングが必要なタイミングと判断基準を解説も参考になります。
夏休みのストレスに関するよくある質問 (FAQ)
寄せられやすい質問にお答えします。
Q1:子供がストレスと感じる私は母親失格?
母親失格ではありません。夏休みは単純に負荷が増える時期なので、疲れて当然です。「ストレスを感じる」ことと「母親としての資質」は別の話です。むしろ「自分のストレスに気づける」ことは、自分を大切にできているサインでもあります。
Q2:夫に「疲れた」と言っても分かってもらえない
夫に伝える時は、感情ではなく具体的な行動でお願いするのが効果的です。「疲れた」だけでは伝わりにくいので、「土曜の午前中は子供を任せたい」「夕飯の準備を週に2回お願いしたい」と具体的に頼んでみてください。
Q3:夏休みが終わるまで耐えるしかない?
「耐える」しか選択肢がないわけではありません。負担を軽くする工夫、自分の時間の確保、外部サービスの活用、家族への協力依頼など、できることがたくさんあります。「耐える」より「楽になる方法を探す」スタンスで動いてみてください。
Q4:子供にイライラをぶつけてしまう
イライラをぶつけてしまった後の自己嫌悪は、多くのママが経験することです。完璧な親はいません。後で「ごめんね」と伝えるだけでも、子供との関係は十分に保てます。それより、「ぶつけずに済む状況」を作るために、自分の時間とセルフケアを大切にしてください。
Q5:自分の時間を持つことに罪悪感がある
自分の時間を持つことは、決して悪いことではありません。むしろ、ママが自分を大切にすることが、結果的に子供にも良い影響を与えます。「自分の時間=贅沢」「悪いこと」という固定観念を手放してください。自分を大切にしているママを見て、子供も「自分を大切にしていいんだ」と学んでいきます。
Q6:来年の夏休みが今から憂鬱
今年の夏休みを乗り切る中で、来年への憂鬱を感じる方も多いです。来年は来年で対策を考えればOKです。今は「今年の夏休みを無事に乗り切る」ことだけに集中してください。先のことを心配しすぎず、今日できることを一つずつ取り入れていきましょう。
Kimochiのオンラインカウンセリングという選択肢
「自分のための時間を作りたい」というママに、Kimochiを紹介します。
Kimochiの特徴
Kimochiは、公認心理師など国家資格を持つカウンセラーのみが在籍するオンラインカウンセリングサービスです。完全オンラインで自宅から相談できるので、子供が寝た後、習い事に行っている間、夫が子供を見てくれている間など、ちょっとした時間で利用できます。
匿名・顔出しなしでの利用も可能で、チャット相談にも対応しています。「ママ友や家族に知られたくない」という方も、自分に合った形で相談できます。
ライフスタイルに合わせて選べる3つのプランを用意していて、自分のペースで無理なく続けられます。初月割引もあるため、まずは試してみたいという方にも始めやすくなっています。24時間予約可能で、子供が寝てから、早朝、家族不在の時間など、自分のペースで予約できます。合わないと感じた場合は、別のカウンセラーで予約するだけで変更できます。
「自分の時間がほしい」あなたへ
夏休み中の30〜50分を、自分自身のための時間として確保してみてください。子供のことではなく、自分自身のことを話せる時間。誰にも言えなかった本音を吐き出せる時間。「自分のために使う時間」を持つこと自体が、ママとしての毎日を支える土台になります。
まとめ | 夏休みにしんどさを抱えるママへ
夏休みに「子供がストレス」と感じることは、決して特殊なことでも、母親失格でもありません。最後に、要点を振り返ります。
「子供がストレス」=「子供がかわいくない」ではありません。夏休みはママの負荷が単純に増える時期なので、疲れるのは当然です。「いい母親じゃなきゃ」のプレッシャーを手放し、自分の感覚を否定しないでください。
夏休みにストレスが増える主な理由は、朝から晩まで子供と一緒、三食の準備、子供の予定を考える負担、暑くて家にこもりがち、宿題・自由研究のサポート、仕事との両立の難しさ、自分の時間がほぼゼロになる、という具体的な負荷の積み重ねです。
疲れのサインとして、朝起きるのが辛い、子供の声にイラッとしやすい、何をするのも億劫、食欲不振や過食、眠れない、涙が出やすくなる、「早く夏休みが終わってほしい」と感じる、などがあります。
負担を軽くする工夫として、三食を完璧に作ろうとしない、家事のハードルを下げる、子供の予定を全部詰め込まない、子供と一緒にダラダラする日を作る、外部のサービスを活用、夫や祖父母に頼る、「ちゃんとした夏休み」の幻想を手放す、というアプローチがあります。
そして、夏休みのストレスを軽くする上で最も大切なのが、自分の時間を確保することです。子供が寝てからの15分、子供のお昼寝・テレビ時間、習い事や預かりの時間、夫に頼んで数時間外出、「ながら」での自分時間、罪悪感を手放す。一日数分でも、自分のための時間を意識的に作ってください。
セルフケアとして、深呼吸、温かいお風呂、好きな飲み物、好きな本・動画、身体を動かす、睡眠の質を意識、「ご機嫌」を優先する選択。短時間でもできることを取り入れてください。
一人で抱え込まず、夫、祖父母、ママ友、自治体のサポート、学童・習い事、家事代行、カウンセラーなど、頼れる相手や仕組みを活用してください。「自分が頑張らなきゃ」という思いを手放すことが、長い夏休みを乗り切るコツです。
そして、限界のサイン(子供に強く当たる、涙が止まらない、自分が嫌になる、身体的不調、何も楽しめない)が出てきた時は、一旦距離を取る時間を作り、誰かに話す・専門家を頼ることを検討してください。
「夏休みに疲れているママ」を、責めずに大切にしてあげてください。ママが自分を大切にすることが、子供にとっても良い環境を作ります。
そして、もし一人で抱えきれないと感じたら、安心して話せる場所を頼ってみてください。あなたの気持ちを話せる場所が、ここにあります。