「付き合い始めた頃はあんなにドキドキしていたのに、最近は一緒にいても特別な気持ちがわいてこない」「デートも会話もどこかマンネリで、『私、この人のこと本当に好きなのかな』と分からなくなる」「別れたほうがいいのか、それともこれは一時的なものなのか」
交際1年から3年ほどのカップルが感じるそんな迷いは、「倦怠期」と呼ばれる時期にさしかかっているサインかもしれません。
本記事では、倦怠期がいつ来ていつ終わるのかという時期の目安から、よくあるサイン、なぜ起きるのかという心理的な仕組み、乗り越え方、そして倦怠期ではなく関係の「終わり」のサインとの見分け方までを順番に整理します。二人だけでは話し合えないときの相談先もあわせて紹介します。
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倦怠期とは?いつ来て、いつ終わるのか
倦怠期とは、付き合いたての頃のようなときめきや新鮮さが薄れ、デートや会話がマンネリに感じられるようになる時期のことです。
「倦怠」という言葉には「飽きて嫌になる」という意味がありますが、実際には相手への関心が完全に消えたわけではなく、お互いの存在が当たり前になってきたあらわれでもあります。
倦怠期が来やすい時期の目安
倦怠期が訪れる時期は、会う頻度や二人の関係性によって変わり、個人差も大きいものです。
倦怠期は、一般に交際3カ月、半年、1年、3年ごろに訪れやすいといわれています。ただし、訪れる時期には個人差があります。マイナビウーマンが20~39歳の男女を対象に行った調査では、倦怠期を経験した155人のうち、交際1年未満で倦怠期を経験した人が5割以上を占めました。(出典:マイナビウーマン)付き合ってすぐの時期にも、意外と倦怠期は起こりやすいということです。
節目ごとに、揺れやすい理由には次のような傾向があります。
- 付き合って3ヶ月ごろ。デートを重ねて余裕が出てくると、それまで見えなかった相手の性格や癖が目につき始めます。
- 半年ごろ。我慢して合わせてきたことが限界に近づき、小さな喧嘩が増えやすくなります。
- 1年ごろ。誕生日やクリスマスなど、季節のイベントを一巡することで新鮮味が薄れ、「またこの流れか」と感じやすくなります。
- 3年ごろ。関係が安定しきって刺激が減り、結婚など将来を意識するタイミングと重なって迷いが生まれます。
いずれも会う頻度や二人の相性によって前後するため、あくまで目安として捉えてください。
いつ終わるのか
終わる時期にも、はっきりした決まりはありません。1〜2ヶ月で抜けるカップルもいれば、年単位で続くこともあります。
一つの目安として、倦怠期に入っても相手を好きだという気持ちが残っていれば、多くの場合は数ヶ月のうちに関係が元に戻っていきます。逆に、3ヶ月ほど経っても気持ちが戻らないときは、後で説明する「終わりのサイン」が近づいている可能性もあります。
倦怠期によくあるサイン
自分たちが倦怠期に入っているのか、次のようなサインから確認してみてください。いくつか当てはまっても、それだけで関係が終わるわけではありません。
- 連絡の頻度が減り、返信もそっけなくなった
- デートの行き先や会話がいつも同じで、新鮮さを感じない
- 一緒にいても無言の時間が増え、気まずさを感じる
- 付き合いたての頃は気にならなかった相手の短所が、やたら目につく
- スキンシップや「好き」の言葉が減った
- 相手との時間より、一人の時間や友人との時間を優先したくなる
好きかどうか分からなくなる不安が続くときは、恋愛中の不安が止まらないときの対処法もあわせて読んでみてください。
一緒にいて楽しさを感じにくくなるのは、二人の関係が「ドキドキする段階」から「安心できる段階」へ移り変わる途中に起こりやすい変化です。あなたの愛情がなくなったからだと決めつけないでください。
なぜ倦怠期が起きるのか|心理的な仕組み
倦怠期は、どんなに仲のよいカップルにも起こりうるものです。背景にある心理的な仕組みを知ると、必要以上に不安にならずに済みます。
「慣れ」によって新鮮さが薄れる
付き合いが長くなると、相手の言動や一緒に過ごす時間が予測できるようになります。
慣れは安心を生む一方で、刺激や新鮮さを減らします。初めての場所やイベントに感じていたときめきが薄れていくのは、二人が安定した関係になった裏返しでもあります。
情熱的な愛から、穏やかな愛着へ移る
心理学では、燃え上がるような「情熱的な愛」と、深い愛情や安定性を伴う「友愛的・伴侶的な愛」が区別されています。研究では、情熱的な愛は関係が長くなるにつれて弱まる傾向があることも報告されています。(出典:Sprecher(1998))
激しいときめきが落ち着くのは、気持ちが冷めたからではなく、関係が次の段階に進んだあらわれとも考えられます。ドキドキが減ったぶん、安心感や信頼という別の形の愛情が育っている場合も多いものです。
我慢や気遣いが積み重なる
付き合いたての頃は、相手に合わせたり、言いたいことを飲み込んだりして、無理をしていることがあります。
我慢が積み重なると、あるとき「なぜ自分ばかり」という不満に変わり、相手への冷たさやいら立ちとしてあらわれやすくなります。倦怠期のいら立ちの裏に、伝えきれていない気持ちが隠れていることは少なくありません。
たとえば、いつも自分が予定を合わせている、話を聞くのは自分ばかり、といった小さな不公平感が積もっていくと、相手の何気ない一言にも過剰に反応してしまいます。倦怠期を「気持ちが冷めた」と早合点する前に、我慢してため込んでいることがないかを振り返ってみてください。ため込んだ思いを少しずつ言葉にできると、いら立ちがやわらぐことがあります。
倦怠期の乗り越え方
倦怠期は、乗り越えれば二人の絆がむしろ深まるきっかけにもなりえます。焦らず、できることから試してみてください。
相手を変えようとせず、自分から動く
「相手が冷たくなった」と感じると、つい相手のせいにしたくなるものです。けれど、相手を変えるのは簡単ではありません。まずは自分から笑顔で話しかける、ありがとうを言葉にするなど、小さな行動を一つ変えてみてください。自分の態度が和らぐと、相手の反応も少しずつ変わっていくことがあります。変えられるのは相手ではなく自分の行動だと考えると、気持ちも少し楽になります。
新しい体験を一緒にする
いつもと同じデートの繰り返しが、マンネリの原因になっていることがあります。
行ったことのない場所へ出かける、二人で新しい趣味や習い事を始めるなど、初めての体験を共有してみましょう。一緒に新鮮な気持ちを味わうことで、付き合いたての頃の感覚を思い出しやすくなります。
大がかりな旅行でなくても大丈夫です。いつもと違う駅で降りて散歩してみる、二人とも未経験のスポーツを体験してみる、行きつけではないお店で食事をしてみる。ささやかでも「初めて」を一緒に経験すると、相手の新しい一面が見えて、会話のきっかけも自然と増えていくでしょう。
感謝と好きを、あらためて言葉にする
長く一緒にいると、感謝も愛情も「言わなくても伝わる」と思い込みがちです。
「いつもありがとう」「一緒にいられてうれしい」と、小さなことでも言葉にして伝え直してみてください。当たり前になっていた相手の存在を、二人ともあらためて大切に感じられるようになるかもしれません
あえて少し距離を取る
ずっと一緒にいることが、かえって新鮮さを失わせている場合もあります。
それぞれが友人と過ごす時間や、一人の趣味の時間を持つと、相手のありがたさを再確認できることがあります。少し離れてみて、寂しさや会いたい気持ちがわいてくるなら、二人の関係はまだしっかり続いている証拠です。
一人で抱えず、気持ちを整理する
「好きなのか分からない」という迷いは、頭の中だけで考えるほど大きくふくらむものです。信頼できる友人に話したり、紙に自分の気持ちを書き出したりして、いったん言葉にしてみてください。何にもやもやしているのかが見えると、相手にどう向き合いたいのかも整理しやすくなります。恋愛の悩みの相談先については、恋愛相談は誰にすればいい?相手別の選び方も参考になるでしょう。
倦怠期と「終わり」のサインを見分ける
倦怠期の多くは乗り越えられるものですが、なかには気持ちが冷めきってしまう「冷め期」との境目で悩むこともあります。両者は似ているようで、性質が違います。
一時的な倦怠期か、気持ちの終わりか
見分けるための一つの目安になるのが、次のような問いです。
- 距離を置いたとき、寂しさや会いたい気持ちがわいてくるか
- 相手の幸せを、まだ願える自分がいるか
- 一緒にいる時間が、安心よりも苦痛に感じられていないか
- 3ヶ月ほど経っても、気持ちがまったく戻る気配がないか
距離を置いても寂しくなく、相手への関心が薄く感じるようになっているなら、倦怠期というより気持ちが冷めきっている可能性があります。愛情が戻らないまま数ヶ月以上が過ぎているときも、同じことがいえます。
別れを考えるときに大切にしたいこと
別れるかどうかは、誰かに決めてもらうものではなく、あなた自身が納得して選ぶものです。
勢いや一時的ないら立ちだけで決めると、後悔につながりやすくなります。別れを迷っているときは、彼氏と別れたいけど決断できないときの気持ちの整理法や、別れる勇気が出ないときの心理と後悔しないためのステップを読みながら、自分の本当の気持ちを確かめてみてください。同じ悩みを何度も繰り返してしまうと感じるなら、恋愛がうまくいかない原因と繰り返すパターンの変え方も手がかりになります。
倦怠期を二人だけで抱えないで|オンラインカウンセリング「Kimochi」
倦怠期の悩みは、相手が当事者であるだけに、本人に直接は話しにくいものです。友人に話しても、どちらか一方の味方になってしまい、なかなか整理がつかないこともあります。
「好きなのか分からない」「別れるべきか迷っている」という気持ちを、利害関係のない第三者に話してみたいとき、頼りやすいのがオンラインで相談できるKimochiです。
Kimochiでは、国家資格を持ったカウンセラーが、あなたの気持ちの整理を最後まで丁寧に手伝います。相手が話し合いに乗ってくれない状況でも、まずはあなた一人で相談を始められます。
カウンセリングでは、あなたの話を評価したり急かしたりせず、傾聴(相手の話をさえぎらずに受け止めて聴くこと)の姿勢で寄り添います。二人の関係をこれからどうしたいのか、その答えを一緒に探していく時間となるでしょう。
※18歳以上の方が対象です(18〜19歳は保護者の同意が必要です)。
オンラインカウンセリング「Kimochi」の特徴
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Kimochiに在籍するのは、公認心理師(日本で唯一の心理職の国家資格)を持つカウンセラーです。専門性と倫理が制度で担保されているため、安心して気持ちを打ち明けられます。
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自宅にいながらビデオやチャットで相談できます。名前や顔を出さずに話せるため、人目を気にせず利用できます。
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月1回30分の利用から、月4回60分でじっくり話せるプランまで選べます。初月割引もあるため、まず試してみたいという方でも始めやすくなっています。
- 24時間予約可能・ビデオもチャットも対応
仕事やデートの合間でも予約でき、声を出して話すのがつらいときはチャットでの相談もできます。スマホ一つで始められます。
二人の関係を見つめ直す方法をもっと知りたい方は、カップルカウンセリングの効果と受け方も読んでみてください。
気持ちを言葉にしたいと感じたら、安心して話せる場所を探してみることも一つの選択肢です。
倦怠期に関するよくある質問
倦怠期はどのカップルにも来るのですか?
すべてのカップルに必ず来るわけではありませんが、多くのカップルが一度は経験するものです。倦怠期を経験せずに長く続くカップルもいれば、乗り越えてより絆を深めるカップルもいます。来たとしても、関係が終わるサインだとはかぎりません。
倦怠期はどのくらいで終わりますか?
1〜2ヶ月で抜けることもあれば、年単位で続くこともあり、個人差が大きいものです。相手を好きな気持ちが残っていれば、多くは数ヶ月のうちに落ち着いていきます。無理に早く終わらせようとせず、二人のペースで向き合ってみてください。
倦怠期に別れるのはもったいないですか?
一概にはいえません。距離を置いても寂しさを感じ、相手の幸せを願えるなら、乗り越える価値のある関係かもしれません。一方で、気持ちが完全に冷めていると感じるなら、無理に続けることがお互いのためにならない場合もあります。自分の本当の気持ちを確かめることが先決です。
相手が話し合いに応じてくれません。
一人で抱え込む必要はありません。相手が乗り気でなくても、あなた自身が気持ちを整理することはできます。信頼できる友人や、カウンセリングのような場で第三者に話すと、二人の関係を落ち着いて見つめ直せます。
何度も同じことで倦怠期を繰り返してしまいます。
繰り返す背景には、コミュニケーションの取り方や、自分の気持ちの伝え方に共通のパターンがあるかもしれません。パターンに気づいて向き合うことで、同じ壁でつまずきにくくなります。一人で気づきにくいときは、専門家と一緒に整理していく方法もあります。
遠距離だと倦怠期になりやすいですか?
会う頻度が下がると、連絡だけの関係になりやすく、マンネリや不安を感じる場面は増えるかもしれません。ただ、会えないぶん一回ごとの時間を大切にできるという面もあります。距離そのものより、こまめに気持ちを言葉で伝え合えているかが、関係の安定を左右します。
まとめ|「好きか分からない」と感じているあなたへ
倦怠期がいつ来ていつ終わるのか、その乗り越え方と、終わりのサインとの見分け方を整理してきました。
以前のようにときめかないのは、あなたの愛情が消えたからではなく、二人の関係が新鮮な段階から安心できる段階へ移り変わっている途中だからかもしれません。多くのカップルが同じ時期を通り、乗り越えています。
相手を変えようとせず自分から動く、新しい体験を共有する、感謝を言葉にし直す、あえて少し距離を取る。どれも今日から試せることばかりです。そのうえで、距離を置いても気持ちが戻らないなら、自分の本当の望みに正直になってみてください。
一人で「好きか分からない」を抱え続けるのがつらいときは、気持ちを話せる場所を頼ってみましょう。友人でも、専門家でも、話す相手は一人からで構いません。迷っているいまは、あなたが二人の関係と真剣に向き合っている証でもあります。