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ヒステリックな母親の心理とは?育った子への影響と向き合い方を解説

「母の機嫌ひとつで、家じゅうの空気が一変していた」 「怒鳴られた場面が、大人になった今も頭から離れない」 「気がつけば、自分も子どもに同じことをしている」

そんな思いを抱えていないでしょうか。

母の激しい感情に振り回されてきたのは、あなたに落ち度があったからではありません。そして、自分も母と同じようになりはしないかと怖くなっているなら、そう気づけたこと自体が、変わっていくための確かな一歩です。

記事では、ヒステリックな母親の特徴、感情が高ぶってしまう背景、育った子への影響、振り回されないための対処法、そして自分もそうなりそうで不安なときのケアをまとめました。

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ヒステリックな母親の特徴|まず傾向を整理

はじめに、ヒステリックと呼ばれる母親に見られやすい傾向を整理します。とがめる目線ではなく、理解の手がかりとして目を通してみてください。当てはまる数が多くても、あなたに非があるわけではありません。なお、ヒステリックというのは日々の言い回しであって、医学の診断名ではありません。

感情の起伏が読めない

つい先ほどまで上機嫌だったのに、ちょっとしたことで一気に不機嫌へ傾く。子どもは「今度はどちらの母が現れるのか」と、絶えず身構えることになります。この先読みのできなさが、家の空気をぴりぴりさせます。いつ怒りが飛んでくるかわからない家では、子どもは自宅にいてさえ気を緩められなくなっていきます。

ささいなことで怒鳴る・物に当たる

食器を置く音、返事の間、片づいていない部屋。他人の目にはたいしたことでなくても、声を荒げたり物に当たったりします。怒りの激しさと、引き金の小ささが噛み合っていない。その不釣り合いに理由を見いだせず、子どもは戸惑うばかりです。やがて「何をしても怒られるのでは」と、いつも構えるようになります。

気分次第で言うことが変わる

前の日は「好きにしていい」と言ったのに、翌日は「どうして勝手にやったの」と責め立てる。その日の気分で物差しが動くため、子どもは何を頼りにすればいいのか見失います。基準がぶれ続ける家では、自分の判断に自信を持ちづらくなっていきます。

罪悪感を植えつける

「あなたのために耐えてきた」「私がどれだけ苦労してると思う?」。こうした言い方で子どもに罪の意識を負わせるのも、よくあるパターンです。それを浴び続けた子どもは、「自分のせいで母は苦しんでいる」と抱え込んでしまいます。本来は引き受けなくていいものまで、いつのまにか背負ってしまうのです。

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なぜ、感情が高ぶってしまうのか

激しいふるまいの奥には、母親自身が抱えてきた事情が横たわっていることがあります。母親をかばうためではなく、状況を多面的に捉えるために、その背景をたどっていきましょう。わけが見えてくると、自分を過剰に責めずに済むようになるかもしれません。

感情の扱い方を教わってこなかった

気持ちとの付き合い方は、育ちのなかで少しずつ身につくものです。自分の親から感情を受け止めてもらえなかった人は、こみ上げる思いを言葉にするすべを持たないまま大人になります。すると、しんどさや不安が、怒りという形でしか噴き出せなくなってしまうのです。ほんとうは助けてほしい気持ちが、言葉にならないまま激しさへ姿を変えていることもあります。

強いストレスや孤立を抱えている

家事に育児、仕事に介護。いくつもの役目を一人でかかえ、頼れる先がないと、心の余白はあっけなく削られていきます。ぎりぎりまで張った糸が、いちばん身近な子どもへ向かってぷつりと切れてしまう。そんな状況が土台にあるのは、めずらしくありません。ワンオペ育児のように、本来なら周りの手が要る場面で、それが得られなかったすえの姿だともいえます。

満たされない思いを子どもへ向けている

パートナーへの不満や、自分の歩んできた人生への引っかかり。ほんらいは別の相手へ向けるはずの感情を、言い返してこない子どもへ流してしまうことがあります。子どもが感情の受け皿にされている状態で、これは子どもの側ではどうにもできません。

心身の不調が絡んでいることも

ホルモンのゆらぎ、慢性的な寝不足、更年期の変化。体の調子が、感情の抑えにくさに影を落としていることもあります。ただし、そこを見きわめられるのは医師です。

こうした背景を知ると、母の激しさが「あなたのせいではない」ことが見えてきます。そのうえで、自分の心をどう守るかを考えてみてください。

ヒステリックな母親に育てられた子への影響

感情の波が荒い家で育つと、子どもの心にはさまざまな影響が刻まれます。弱さではなく、その家を生き抜くために身につけた、ごく当たり前の反応です。思い当たるものがあっても、自分を責める必要はありません。

  • 人の顔色をうかがう癖がつく:相手の機嫌をたえず読み取る習慣が、大人になっても残る
  • 自己肯定感が育ちにくい:気分で否定され、罪悪感を負わされて育つと、自分の価値を感じにくくなる
  • 感情をため込む、または爆発させる:気持ちにふたをした反動で、出し方が両極端になりやすい

いつ母が声を荒げるかわからない家では、子どもは神経を張りつめたままになります。自己肯定感の育ちにくさに心当たりがあるなら、自分が嫌い・自己肯定感が低いときの原因と克服方法もあわせて読んでみてください。どれも、あなたの頑張りが足りなかったせいで起きたことではありません。

こうした影響が積み上がった状態を、アダルトチルドレンという言葉で言いあらわすことがあります。医学の診断名ではなく、育った家の影響を捉え直すための概念です。親子関係と今の生きづらさのつながりを深めたい方は、アダルトチルドレン(AC)とは?カウンセリングの効果と相談先で詳しく解説しています。過去をひとりでたどるのがつらいときは、専門家と並んで整理していくやり方もあります。

母親に振り回されないための対処法

母親を変えるのは、たやすくありません。むしろ力を注ぐべきは、自分の心を守る側の工夫のほうです。相手を動かそうとするより、自分の受け取り方を切り替えるほうが、無理がなく楽なことも多いのです。今日から意識できる工夫を挙げます。

母親の感情の責任を、背負いすぎない

母親が不機嫌になったとしても、それをあなたのせいと考えなくていいのです。「私がいけなかったのかも」と、とっさに背負ってしまう癖に気づき、ひと呼吸おいてみてください。母親の気分は、あくまで母親自身のものです。「これは母の受け持ち」「これは私の受け持ち」と、胸のうちで仕分ける練習をしてみてください。最初はうまくいかなくても、線を引こうと意識するだけで、心の減り方はずいぶん違ってきます。

距離を無理のない幅で取る

会う回数を落とす、連絡の間隔を広げる、話す話題をしぼる。縁を切る(絶縁)か耐え続けるかの二択ではなく、無理のない幅で距離を手加減できます。距離を取るのは親不孝ではなく、自分を守るためのまっとうな方法です。まずは連絡の回数を少しだけ減らすなど、手をつけやすいところから試してみてください。

まっすぐ受け取りすぎない

感情のこもった言葉に、いちいち正面からぶつかると、こちらがすり減ってしまいます。「今は虫の居所が悪いんだな」と一歩さがって眺め、言葉をまるごと真に受けないでおきましょう。その場で応戦せず、胸のうちで距離を置くだけでも、こうむる痛手は小さくなります。

安全が脅かされるときは、迷わず相談を

暴力や暴言、お金による締めつけなど、心身の安全が危うくなっている場合は、我慢だけで押し通そうとしないでください。次のような公的窓口を頼れます。

  • お住まいの自治体の相談窓口
  • 警察相談専用電話「#9110」
  • 法律が絡む問題なら、法テラス(日本司法支援センター)

家庭のなかで起きる暴力も、これらの窓口が受け止めてくれます。一人で抱えて判断しようとしなくて大丈夫です。抱えきれないと感じたら、第三者へ気持ちを預けることも、りっぱな対処です。

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自分も同じようになりそうで不安なとき

「気づいたら、母と同じ調子で子どもを怒鳴っていた」。そんな自分に気づいて、怖くなる方もいます。その不安との付き合い方を考えます。怖いと思えること自体が、それだけ子どもを大事に思っているあらわれでもあります。

「気づけている」時点で、大きな前進

自分のふるまいをかえりみて、変わりたいと望んでいる。その気づきこそ、連鎖を断つ最初の入り口です。そう気づけているなら、あなたはもう母親とは別の道を歩み出しています。自分を責めすぎる必要はありません。変わりたいという願いそのものが、次の世代へ連鎖を渡さない支えになります。

苛立ちの引き金を知っておく

どんな場面で感情が噴き出しやすいのかを、少しずつ見つめてみてください。

  • 寝不足で、余裕がないとき
  • 時間に、追い立てられているとき
  • 一人で、抱え込んでいるとき

引き金がつかめると、その手前で手を打てるようになります。「今はあぶないかも」と気づけたら、ひと呼吸おくだけでも変わります。

完璧な母親を目指さない

四六時中にこにこして、一度も怒らない母親でいる必要はありません。声を荒げてしまった日でも、あとから「言いすぎたね」とひと言つけ足せれば、子どもとの信頼は十分に育っていきます。肝心なのは、非の打ちどころのなさではなく、そのつど関わり直そうとする構えです。しくじっても立て直せるとわかると、肩の力が少し抜けます。

気持ちを安全な場所で吐き出す

苛立ちの底には、疲れやさびしさ、満たされなさが潜んでいることがあります。それを安全な場所で言葉にできると、子どもへぶつける手前で手放しやすくなるものです。自分の感情を整理する相手として、専門家を頼るのもひとつの道です。

こんなサインが出たら医療機関へ

母との関わりを見つめ直す作業は、思いのほか力を使います。次のようなサインが出ているときは、我慢しないでください。

  • 気持ちの落ち込みが2週間以上続いている
  • 眠れない、または朝起き上がれない日が続く
  • 食欲が落ちる、または過食が止まらない
  • 母を思い浮かべると、動悸や吐き気が起きる
  • 昔の記憶がだしぬけによみがえり、苦しくなる
  • 「消えてしまいたい」という考えが、ふとよぎる

弱いからではなく、心が限界に近づいているサインです。心療内科や精神科などの医療機関に相談することが、回復への一歩になります。心と体の限界サインは、精神的ストレスが限界を超えるサインと解消法でも詳しく紹介しています。母親を含む家族の悩み全般は、家族・家庭の悩みの相談先の選び方もまとめています。

一人で抱えず、話せる場所を持つという方法

母との関わりも、自分の感情への不安も、一人で抱えるほど重くのしかかりがちです。

母親との関わりで長く苦しんできた人は、何でも自分のせいにしてしまう癖がついていることがあります。しがらみのない第三者と話しながら整理していくと、どこまでが自分の受け持ちで、どこからはそうでないのかが見分けられてきます。その見分けがつくだけでも、心の重みはずいぶん軽くなります。「母が嫌いだ」と声に出しても、おどろかれたり責められたりしません。利害のない相手だからこそ、気兼ねなく本音を出せます。毒親というテーマに心当たりがあるなら、毒親の悩みはカウンセリングで楽になる?相談できる内容も参考になります。

「カウンセラー」は資格がなくても名乗れますが、公認心理師(心理職で唯一の国家資格)は、指定の課程で心理学を修め、国家試験を通った人だけが名乗れます。あなたを責めたり急かしたりせず、必要なときは医療などの支援にもつなぐ視点を持っています。

ただし、「消えてしまいたい」という考えが頭から離れないときは、迷わず次の窓口を頼ってください。

母との関係も自分の感情も相談したい|オンラインカウンセリング「Kimochi」

「母との関係がつらい」「自分の感情がうまく扱えなくて不安」 そんなときに頼りやすいのが、オンラインで相談できるKimochiです。Kimochiでは国家資格を持ったカウンセラーが、悩みの整理まで丁寧に寄り添います。

※Kimochiは18歳以上の方を対象としたサービスです。未成年の方がご利用になる場合は、保護者の方の同意が必要です。もし今、つらい気持ちを一人で抱えているなら、上記でご紹介した相談窓口や、身近な信頼できる大人にもぜひ話してみてくださいね。

オンラインカウンセリング「Kimochi」の特徴        

  • ①国家資格を持つカウンセラーのみが在籍

Kimochiには、国家資格『公認心理師』を持つカウンセラーのみが在籍しています。資格や経験を持つ専門家が、気分の重さの背景にある気持ちを丁寧に整理する手伝いをします。

  • ②完全オンラインで匿名・顔出しなしOK

自宅にいながらビデオ・チャットで相談できるため、人目を気にせず、安心して利用できます。

  • ③ライフスタイルに合わせて選べる3つのプラン

月1回30分の利用から、月4回60分でしっかり相談できるプランまで、自分のペースに合った形を選べます。初月割引もあるため、まずは試してみたいという方にもハードルが低くなっています。

  • ④4時間予約可能・ビデオもチャットも対応

仕事や家事の合間でも予約しやすく、声を出して話すのが難しいときはチャットでの相談も可能です。

母親との関係のことは、理由をうまく言えないまま話し出しても問題ありません。言葉を探しながら、一緒に少しずつほどいていけます。

もし体調にはっきり影響が出ているときは、医療機関への相談を先に考えてください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. ヒステリックな母親は病気なのでしょうか?

ヒステリックという言葉は日々の言い回しで、医学の診断名ではありません。背景にストレスや体調の乱れがある可能性はありますが、そこを見きわめられるのは医師だけです。気になるときは、心療内科や精神科などの受診を検討してみてください。

Q2. 母親と縁を切るしかないのでしょうか?

絶縁だけが答えではありません。会う回数や連絡の取り方を手加減するなど、段階を踏んで距離を取るやり方もあります。どのくらいの距離が楽かは人によって違うので、自分に無理のない形を見つけてみてください。

Q3. 母親を嫌ってしまう自分に罪悪感があります。

つらい思いをさせられた相手へ、ねじれた感情がわくのは自然なことです。嫌だと思う気持ちと、育ててもらった感謝は、同時に持てます。罪悪感がわくこと自体、あなたに良心があるしるしです。どんな感情も、抱いてはいけないものではありません。

Q4. 自分が子どもに怒鳴ってしまうのが怖いです。

怖いと思い、変わりたいと願えているなら、あなたはもう一歩前へ進んでいます。何が苛立ちの引き金かをつかみ、気持ちを安全な場所で外に出すことで、しだいに扱いやすくなります。一人で抱えず、相談先を持っておくことも支えになります。

Q5. カウンセリングでは何を話せばいいですか?

まとまっていなくて大丈夫です。「母のことでもやもやする」といった、ぼんやりした段階からでも、カウンセラーが一緒に言葉を探してくれます。何を話すか迷う段階もふくめて、相談できます。話すうちに自分でも気づかなかった気持ちが見えてくることもあります。

Q6. オンラインでも母親の悩みを相談できますか?

オンラインでも問題なく相談できます。Kimochiなら自宅から匿名で使え、出向く負担もありません。対面が苦手な方や、まとまった時間を取りにくい方にも向いています。落ち着ける場所から、自分のペースで話せます。

まとめ

母親のヒステリックな激しさは、あなたが招いたものではありません。その奥には、母親自身がくぐってきた事情や、体調の乱れが横たわっていることがほとんどです。

母親を変えるのは難しくても、自分の心を守る工夫はできます。母の感情の責任を背負いすぎない、無理のない幅で距離を取る、感情のこもった言葉をまっすぐ受け止めすぎない。こうしたささやかな線引きが、あなたのすり減りをやわらげます。

もし自分も同じようになりそうで不安なら、気づけている時点で連鎖を止める入り口に立っています。完璧を目指さず、疲れやさびしさを安全な場所で言葉にしていってください。

ただし、暴力や深刻な支配があるときは我慢の話ではありません。しかるべき窓口を迷わず頼ってください。母親との関係も、自分自身の感情も、一人で抱え込まなくて大丈夫です。

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